ヘナとは?
ヘナは紀元前の古代エジプト時代から使われてきた植物で、ヘナの花の香りは聖書のなかで、「カンファイアー」とよばれ、知られています。
また、クレオパトラがアントニウスと初めて会う時に、御座船の帆にしみ込ませたといわれている魅惑的な香水シプリナムも、ヘナが原料でした。葉には赤色色素ローソンが含まれ、古来より眉毛や爪、髪を染めるのに用いられていました。
アラブ種の白馬のたてがみを染めるときに使うこともあります。和名の指甲花(シコウカ)も、指の爪を染めるのに用いたことに由来しています。
5000年以上の歴史をもつインドの伝承医学アーユルヴェーダでは、皮膚病予防、外傷、火傷などの薬として使用されています。
ヘナの施術頻度
回数は1か月に2~3回。理想は1週間に一度。
このペースでヘナを続けると、トリートメント効果により、髪にコシがでて艶やかになってきます。
長く続けるほど、髪の毛はきれいになります。若いときから、ぜひ始めてください。
※生え際の白髪だけを染めたいときなどは、部分塗りも可能です。
ヘナで髪質改善
- ヘナのコーティング力でハリとコシがでて自然なボリュームが生まれます。
- ヘナのコーティング力で髪が保水され、髪の広がりを落ち着かせます。
- ヘナのコーティング力で髪が保水されるので、クセが多少改善されます。1週間に一度の割合で、根元から毛先までしっかりとヘナを塗ることを続けると、新しく生えてくる髪質が変わってきます。
- キューティクルが傷んで開いたまま、もしくは剥がれ落ちている欠損部分をヘナがコーティングします。手触りがよくなるだけでなく、髪の毛の中からタンパク質や水分が流出するのを防ぎます。
体質改善
・体を冷やす
・UVカット
・頭痛をやわらげる
・肝機能の働きを助ける
・生理不順を防ぐ
・脱臭
ヘナには、髪をオレンジ色に染める色素ローソンに含まれるナフトキノンのほかに、クマリン、フラボノイド、タンニンなどの成分が含まれ、古来より染料や民間薬として利用されてきました。
近年の研究においても、ヘナの葉の抽出物には抗菌・殺菌作用に加え、解熱作用、抗炎症作用、鎮痛効果のあることがわかっています。
ナフトキノンの働きとして、生理不順を整える効果があるといわれています。インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、肝臓の障害に対してヘナの樹皮の煎じ液が利用されるなどしていました。
※これはあくまでも100%天然植物のヘナの場合です。少しでも化学合成染料の入っているケミカルヘナではできません。